SafeTPクライアントの設定は[SafeTP Manager]から行います。
[SafeTP Manager]を実行すると以下の画面になります。
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一部を拡大し、解説します。
(1)SafeTPの保護を有効にするか、無効にするか選択します
SafeTP Protection Enabled・・・暗号化を有効にします。
SafeTP Protection Disabled・・・SafeTPを利用しません。
(2)通信を何処まで暗号化するか選択出来ます。
SafeTPはデフォルトでコマンドポートを暗号化します。
これにより、ユーザ名やパスワードを暗号化出来ます。
しかし、このままだと送受信するファイルは暗号化されない
為、ファイルの内容が簡単に傍受可能になってしまいます。
ここの設定により送受信するファイルの内容まで暗号化が
可能になります。
当然、暗号化するため処理が遅くなるため、非力なCPUの場合
転送速度が目に見えて落ちるかもしれません。
None・・・なにも暗号化しません。
Full Encryption・・・すべて暗号化します。
(3)暗号化されていない通信をした場合、警告を表示します。
この欄にチェックがついている場合、暗号化されていない通信
があった場合、警告が表示されます。
SafeTPクライアントはすべてのFTPポート(*1)を監視するため
どんな通信でも暗号化されていない場合警告が出てしまいます。
ブラウザなどでFTPからダウンロードした場合なども警告が上
がると非常に邪魔になるかと思いますのでチェックを外してし
ておくことをお勧めします。
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(*1)監視するFTPポートは[Advanced Settings]から設定出来ます。
通信するサーバの公開鍵をここで管理出来ます。
通信するときに自動で相手の公開鍵を持ってくるようなので
特に設定する必要はありません。
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クライアント側の鍵を管理出来ます。
現在使用している鍵の作成日付が表示されています。
定期的に作成し直すことが進められています。
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現在の接続状況などがここから確認出来ます。
追加説明)
ブロードバンドルータを使用していて、ファイル取得時エラーで止まる場合の処置
エラーはこんな感じです。
>NLST -alL
425 Failed to connect to xxx.xxx.xxx.xxx, port xxxx: connect:
Connection timed out (code 10060)
[Advanced Settings]のページで[Client Side Firewall Friendliness]のチェックをします。
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一通り設定が終わりましたら、設定を反映するために一度[Close]を押して
画面を閉じます。
その後、使い慣れたFTPクライアントでSafeTPサーバに接続してみましょう。
FTPクライアントは特に設定変更の必要はありませんのでここでは説明を
省きます。
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